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新学期_7
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興奮した熱を納めながら、あーもう。俺何してんだよ、最低だな寝込み襲うなんて、と頭を悩ませていた
そう頭の中で考え、反省していると
まるで心の声が聞こえたかのように寝ている陽ちゃんの腕がまたぎゅっーと俺を抱き込もうとする。
――昔もそう言えば俺が落ち込んだ時はこうして抱きしめてもらったよね。もう今じゃそんなことないけど俺が泣きそうになると必ず抱きしめてくれたんだよね。
陽ちゃんの体温を感じながら悪いと思いながらもやっぱり甘えが出てしまってこのまま抱かれたままでいたいと思ってしまう。
罪悪感と幸せとで溢れかえりながらハルもうとうとと瞼を閉じた
――陽ちゃん、大好きだよ
口にも出すこともなくもう何度目かもわからない口癖のような愛の告白はハルの中で消えていった
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