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遠足
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毎日にちがすぎるのは本当に早くて、
ついこの前入学したと思えば気付けば今日はもう遠足だ
一泊二日になるから涼に何かあったら担任の竹ちゃんに電話するか俺の携帯に電話して!それか陽ちゃんか祥さんか…なんてあーだこーだと言っていたら
「遅刻するから行ってらっしゃい!!!!」
なんて背中を叩かれ追い出された。
最近涼冷たい?なんて思いながらチャリに乗っていつもの待ち合わせ場所に向かうと陽ちゃんもそこにバック1つ掲げて待っていた
「おはよー陽ちゃん」
「…ん」
「朝はやっぱり機嫌悪いね」
「…いくぞ」
「はーい」
これも変わらず低血圧でテンションの上がらない陽ちゃんに俺はペラペラと話して学校に向かう
なんたってこの時間だけしか
陽ちゃんと二人じゃないしさ。
高校に入学してから慣れるまで俺も陽ちゃんもそれなりに忙しい。
おかげで中学の時よりも全く一緒の時間もない。
放課後は俺がバイトで先に帰るし
陽ちゃんは部活で残って龍と帰ってるらしい
俺がバイトがない日は陽ちゃんは花屋でお手伝いしていて俺は光の面倒があるからって会えないし
学校だと楓磨がここぞとばかりに陽ちゃんのそばを離れない
だから朝練のない朝は一緒に登校できて二人だけの時間だ
それに今日から明日まで久しぶりに丸一日陽ちゃんと一緒に居れるってだけで内心ドキドキしっぱなしなのはこの無自覚にはわからないだろう
――久しぶりに陽ちゃんとお泊り楽しみだな〜!
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