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遠足_2
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2人での仲良く朝登校の時間はあっという間で、学校に着いてからは、てきぱきと動き各自班ごとに集まって点呼を取ったら担任の竹ちゃんに報告しに行く。
報告が終わったらすぐにバスに乗り込んでいいとのことで、班長にされた陽ちゃんは俺達3人の点呼をとり、竹ちゃんに報告しに行った
「ハル」
「なんだよ楓磨」
「僕ぅ〜陽の隣に座りたぁーい」
「ええ?!なんで?!」
「駄目ぇ?」
と言ってアヒル口にクリクリのお目目で俺を上目遣いで見上げる楓磨
俺も周りの子もこんな顔されたらコンマでいいよと頷いてしまいそうになるけど散々楓磨の裏モードを見てるわけで…
しかも陽ちゃん関連!絶対譲らない!
「そんな顔しても駄目。俺の隣が陽ちゃん」
「…チッ」
「ええっ今舌打ちした?!」
「ええ〜してないよぉ〜ただこの頭でっかち邪魔だなって」
「楓磨この野郎!!!!」
なんて喧嘩に火花がまき散らす寸前で
「お前ら朝から元気だな」なんて抑揚のない聞きなれた優しい声が聞こえてきた
「陽ちゃん…」
「陽〜っ僕ぅ、陽の隣に座る!」
「ちょっと待て!陽ちゃんは俺の隣!」
「俺はどこでもいいよ、寝れれば」
「なら陽ちゃん僕膝枕してあげるから僕の隣ねっ」
「は?!俺だって膝枕できる!」
「ハルより俺のが肉つきいいもーん」
「なっ…じゃあわかった!陽ちゃんは!龍の隣にしよ!俺は楓磨とすわる」
「えっなんで?僕ぜったい嫌!」
「おーそれはいいかも、龍行こうぜ」
そう言って俺の提案にポンッと手を叩きいいアイディアだと言うように雲をぼんやり見つめてる龍を連れて先に乗り込む陽ちゃん
置いてかれた俺と楓磨は
「最悪…」
「奇遇だね、俺もそんな気分」
「はぁ、まあいいや皆からお菓子も〜らおっ」
なんて切り替えてるんるんと歩いて行く楓磨を見ながら1人ため息をつく
なんか、俺、ほんっとーーーにだっさーーー!!!!
もっと余裕ある男になれ、悠叶!!!!
とカツを入れる俺であった。
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