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遠足_5
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ロビーに集まると各自クラスごとに列ができていて俺達は竹ちゃんクラスのC組に集まった。
C組はまだちらほらとしか集まってなくお昼が楽しみだね〜なんて会話をしながら四人で壁側で話していると、
どこから見慣れないきっとほかのクラスの女の子達のグループがやってきた
その5人グループの真ん中の子が陽ちゃんの目をまっすぐ見ながら声をかける
「あっあの…ちょっといいですか?」
黒髪ストレートにイマドキな化粧をしてるかなり可愛い見た目をした子だ。
柔らかそうな見た目に反して、少し気の強そうなはっきりとした声が彼女から発されていた。
その目は間違いなく陽ちゃんを捉えていたけど、如何せん彼はとっっっても鈍感なため自分の事だと気づいていない
そんな陽ちゃんに痺れを切らしたのか彼女は
「小日向くん、ちょっといいですか?」と今度ははっきりと名前を呼んで陽ちゃんを誘い出す
「…俺?なんですか?」とハッときづいた陽ちゃんも彼女の少し威圧的な雰囲気に意識せず敬語になっていた
「ここじゃ話にくい?」と改めて陽ちゃんが聞きなおすと、首を横にふり真っ直ぐに目を見て答える
「ここで大丈夫です。あの良かったら小日向くん、あと皆さんも夜の…えっと…ご飯の時間!いっ一緒に食べませんか?」
さっきまでとはうって変わって、
顔を赤らめどきまぎした様子で陽ちゃんを見上げながら聞いている様子は気持ちが丸見えだし、何より真っ直ぐさはスカッとするほどにくすぐったい気持になる
「あ、夜の、なんだっけ?」
「キャンプファイヤー…なんだけど」
「ああ……俺は皆がいいなら、大丈夫なんだけど」とそこまで言ってぐるりと俺達の顔を見る陽ちゃん
それに応えるかのように
「僕はいいよっー!」と楓磨がぴょーんと陽ちゃんに抱きつきながら答える
それを見てた女の子達は「きゃー」なんて言って興奮していた。
龍も「…構わない」と一言残し、後は俺だけの返事ってわけで「俺も賛成だよっ」と笑顔で答えた
それを聞いた彼女は一安心したかのように初めての笑顔を見せて自己紹介をした。
「私、D組の小松 愛未です。」
D組からF組までは俺達とクラスの階が違くてひとつしたの階にある。
どうりで見たことないんだなと思う
「…俺は小日向 陽、よろしく」なんて今更言わずともわかるであろう名前をフルネームでいうあたり陽ちゃんは律儀だ
それから俺達も他の女子達と打ち解ける為に自己紹介をし、少し話したところで竹ちゃんの収集がかかった
「…じゃあ、また夜に」
「うん、ありがとう!あ、夜に集合しやすいように番号聞いてもいい?」
「…ああ」
そう言って短く返事を返すと陽ちゃんと愛未ちゃんは番号を交換してから俺達の所に戻ってきた
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