アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
バーベキュー
-
陽ちゃんと花を見終わった後に近くにいたクラスメイトに写真を頼み集合写真を撮った
撮り終わったら待ってました!!とばかりに楓磨がお弁当を早速広げて食べ出す
「…楓磨…喉…詰まる」
「大丈夫だよ〜喉大きいから!」
「背は小さいけどねー」
「どっかの頭でっかちよりましですぅ」
「…仲良いよな、ほら、ハル弁当」
「ありがとうー!」
そうお礼をして陽ちゃんからお弁当を受け取る。
本当にあの日から陽ちゃんは俺の分の料理も作ってくれていた。
ブーブーと楓磨も作って欲しいと言っていたが
楓磨はむしろ色んな人が率先してお弁当を持ってくる為陽ちゃんも「皆に悪いからな…」と少し引き気味に答えていた。
相変わらず陽ちゃんのお弁当は美味しくてすぐに食べ終わってしまう。
食べ終わり「ご馳走様ー!」と言うと
陽ちゃんは「はい、どうも」と何故かお礼を言ってくるのも昔から変わらない
きっと、陽ちゃんの事だから食べてくれてありがとうとでも思ってるんだろう。
底抜けで優しい陽ちゃんがいつか変な人にツボでも買わされるんじゃないかと言ったら
「それは俺よりもお前のが心配だよ」とはっきり否定された。
「あっはる」と不意に名前を呼ばれて振り向く
「お前は何歳児だよ、ついてるぞ」と
俺の口の横についたお弁当の中身を口にとり迷わずそれを陽ちゃんが食べた
そんな陽ちゃんにびっくりして顔を赤らめると楓磨が「わー、やぁ〜らしい」とおちょくってきた。
陽ちゃん…お願いだから急にそんなラッキーサプライズしないで…と思いつつもこんな事を無自覚でやってくれる陽ちゃんが好きなのも否めなかった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
24 / 227