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好きの違い
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熱が収まるのを静かに耐えていると
さっきまでと違い少しずつ頭が冴えてきた。
――ハル、気づくかな。
勘のいいハルだから俺に何かあったことに気づくかもしれない。
それに昨日あられもない姿を見せたばかりだ…
立て続けにハルにこんな欲情したいやらしい体を見せたら本当に今度こそ呆れられてしまうかもしれない
そう考えを巡らすと不思議と興奮しきっていた体から熱がひき頭からつま先までの体温が急激に落ちていく感覚がわかった。
ハル本当は昨日俺の事どう思ったんだ。
優しいし面倒見がいいから、
助けてあげなきゃってそんな気持ちで俺の体に触れたんだろう。
あいつはそういうやつだから。
そう考えて心がチクリとした。
ハルに嫌われるかもしれないと考えただけで心が凍る気持ちになったり、ハルが同情で自分の体に触れたと思うと胸がチクチクと痛む事に何故そんな気持になるのかと陽は深く考えを巡らせなかった
幼馴染みだから
家族みたいなものだから
だから嫌われるのが嫌なだけだと
まだその心に滞って渦をまいて心をキシキシと痛める理由を知るにはまだ2人の距離はもどかしく遠いところにいた。
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