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帰りのバス
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おかしい。流石に陽ちゃんが居なくなってからかなり時間が経っていた
探しに行こう…!そう決めて歩きだそうとすると前から見慣れた黒髪の猫っ毛をふわふわと揺らしながら陽ちゃんが帰ってきた
「陽ちゃん!」
そう叫びながら陽ちゃんへと抱きつく
「…どうした?」
なんてキョトンとした顔で陽ちゃんが俺を見る
――…何もないみたいよかった…
ふうと肩の力が抜けてまた陽ちゃんへと視線を戻す
「遅いからなんかあったかと思ったよ」
「ごめんな、何もないよトイレ行こうとして先生と話し込んでたんだ」
「なんだ、そうだったんだね。皆もう先行ってるよ?俺達も行こう?」
「ああ、そうだな」
二人はそのままバスへと向かった
陽の体の中ではローターがそれぞれ違う振動をしていて疼く体をハルに気づかれないようにと必死に我慢していた。
――大丈夫、大丈夫、ハルにはバレない大丈夫
そう自分に言い聞かせて陽はハルと笑い合いながらバスへ乗り込んだ
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