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体育館に着くと更衣室の前に楓磨がご機嫌斜めな顔をして立っていた
「えっ、楓磨?」
「…ごめん、さっきの僕ちょっとハルの気持ち考えて無さすぎた」
「ぶっ」
言ってることとその顔が違いすぎて吹き出してしまう
「僕がせっかく謝ってんのに!」
「ごめんごめん!違うんだよ、楓磨に申し訳なくて」
「申し訳ない?」
「俺の為に怒ってくれたんだよね?ビシッと言ってくれたのに今度は謝らせて…何してんのかな〜て」
「…ハル」
楓磨がシュンっと悲しげな顔をする
「顔がブスだよ〜!……はっきりと楓磨がそう言ってくれるから何だかすっとした、ありがと」
「僕は別にただ言いたい放題言っただけだし…それと、僕がブスとか有り得ないから!」
「はいはいっ……あのさ、もう楓磨気づいてるんだろ?」
「………うん」
「そっかぁ〜」
「だってハルさ、女の子から告白された事とか僕達に隠してたでしょ…?それと、返事はいつも好きな人がいるからって断るんだよって僕のお弁当作ってくれる子達が噂してて…」
「…それかぁ…、それでバレたのか…」
「それもそうだけど…好きな人居るんだ!って思って見てたらもしかしてって」
「楓磨は見た目以上に鋭いんだね」
「何それ僕が馬鹿っていいたいの?」
「ううん本当は優しいよね」
「うーるーさーいー!」
「照れてるのー?今だけは確かに可愛い!」
「ちょっと、調子に乗らないでよね木偶の坊!……ほら着替えるよ!」
ぷりぷりと怒りながら着替えに行く楓磨の後ろをニヤニヤと笑いながら追いかけた
楓磨は普段はほんとこんなわがままっ子だけどでも人一倍愛情を持っている
大切な人のことはよく見てるしどんな事があっても楓磨は味方でいるようなそんな優しくて強い心をもっている楓磨が好きだと思った
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