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テスト
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部活も終わり楓磨達と校門に向かう途中で陽ちゃん達に会った
「…あ、ハル楓磨、お疲れ様」
「陽こそお疲れぇ」
「陽ちゃんお疲れ様」
「二人とも今帰り?」
「うんっ僕ら今終わって龍と合流したらファミレス〜、陽達は?」
「龍もか……俺達はそのまま駅向かうよ、夜も遅いし」
その言葉にほっとする
どこも行かないで帰るだけだと聞いて胸を撫で下ろしてしまった
「……夜も遅いし陽ちゃんも愛未ちゃんも気をつけてね」
「あ…そうだハル、あのテスト勉強空いてる日は教えるってなっただろ?それ、愛未も来たいって言うんだけどいい?学校でする時だけ」
「えっ………」
「あの、ハルくん、ごめんね?無理なら大丈夫なので…」
「ううん!そんなんじゃないよ!俺馬鹿だから二人の邪魔にならないかな〜て、えへ」
そうおちゃらけると楓磨から文句の視線がギスギスささる
「そこまで馬鹿じゃないだろ、ハル」
「いや〜もうダメダメだよ、じゃあテスト勉強は愛未ちゃんも皆でだね!よろしくね!」
「あっ!ありがとハルくん!」
「いいえ〜」
「ありがとな、ハル」
「そんなお礼言うことー?じゃあまたね二人とも」
「じゃあ」
そう言って陽ちゃんと愛未ちゃんは一足先に校門をくぐっていった
「お人好し。へっぴり腰。弱虫。ばーか。祖チン」
「サイゴノハ、カンケイナイデショ」
「はぁ〜〜もう僕はぶっちゃけさハルにも陽にも幸せになって欲しいんだよ…そんな泣きそうな顔して強がんないでよね、僕そうゆうさり気ない気使いとか苦手だから………でもまあ何かあったら相談ししなよ、今迄どうせ誰にもしたことないんでしょ?」
「うん………てより俺さっきから気になってたけど楓磨は偏見ないの?」
「同性の恋愛に?」
「うん」
「ないよ。誰がいつどんな人に惹かれるかなんて好きにならなきゃわからないし、好きな気持ち否定されるのって辛くない?僕はそうゆう普通とかに縛られるのきら〜い!」
ふんっと鼻を鳴らし胸を反らす楓磨がかっこいいと思った
こんな身近に相談を出来る人が初めてできて物凄く心が軽くなる
「楓磨…なんか好きなもの奢るから考えといてね」
「パフェでいいよ」
「…そこは子供だ」
「なんか言った?」
「いえ何も」
相変わらず言い合いながら俺と楓磨は龍と合流した
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