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旅行
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コテージについた俺達は男四人でも楽々に入れるお風呂に皆で入った
「ふぅ〜…きもちーーー…」
俺があげた間延びした声に陽ちゃんが「親父かよ」とツッコミを入れてきた
楓磨達は陽ちゃんが今普通にお風呂に共に入れるこの瞬間が嬉しいらしく陽ちゃんの隣で顔を緩めていた
冷えきった体を暖かいお湯で温めて、
体の疲れも取れた頃に俺達はお風呂をでた
それからはバーベキューの用意を各々出来るものから初めて
料理担当は陽ちゃんと味見と称してなんでも食べる楓磨
器具やらセットをするのは龍と俺といった二手に別れ順調に進めていく
時間は19時頃になっていてもうすっかり夕日は頭を隠して空には月が真っ黄色に染め上げその綺麗な姿を夜の空に淡く淡く澄み渡る優しい色で輝いていた
セットが完了したら陽ちゃん達が用意してくれた料理からテーブルに起き、野菜、お肉も運ぶ
飲み物も用意をして龍は人数分の皿と箸とコップだったりとまとめてもってきてくれた
陽ちゃんは余り物でバーベキューができるまでのあいだに食べれる軽食も作ってくれたみたいでそれも運ぶ
バーベキューしたあとはカレーをするから先にルーとご飯炊いとくねと陽ちゃんが全て用意してくれた
後はやる事も終えて皆で集まってバーベキューを楽しんでいた
龍は直ぐ焼く担当ばかりになっちゃうから
陽ちゃんがそれを見兼ねて「どれ食べる?」と聞くと「……ウインナー」と応えた龍にウインナーを食べやすくカットするとあーんをして口に運ぶ
それを見た俺は「俺も!俺も!」と声を出すと
「わかったよ」と言われ大きく「あ〜ん」と言いながら口をあけてワクワクと待っていた
そうして口に入ってきたのは俺が苦手な人参で
「陽ちゃん!人参…!」
「…なに?俺のあーんいや?」
なんて首を傾げて悲しそうに聞かれたら「美味しい」と言わざるおえない
そして「美味しいです」といえば
にぱっと子供みたいな笑顔を向けられた
――陽ちゃん最近笑うようになった
その笑顔を思い出して俺はふとそんなことを考えた
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