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旅行
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バーベキューも終わりにかかる頃
陽ちゃんと俺は四人分のカレーを手に取り部屋に戻る
「……陽ちゃん楽しい?」
「ああ、楽しいよ、ハル」
「そっか…よかった」
「…いつもありがとうな、ハルのおかげだよ」
「俺のおかげって………俺こそ、陽ちゃん居るから俺もいるって感じだし…来年もまた来れたらいいね」
「……そうだね」
2人で今感じてる確かに心が幸せだと訴える気持ちを皆と同じ時間同じ景色を見て共に共有できる暖かな思い出が作られてる事にドキドキと、それと同じくこの時間が終わる事に少しだけ胸を痛めていた
――また来年もこの皆と新しく思い出が作れたらいいな
心にそっと閉じ込めるようにして呟いた言葉をしまい、笑顔でみんなの元に戻った
ゆっくりとカレーを食べながら星を見ると
無数の星がキラキラ、キラキラ、と光り輝いていて
惑星まで大きく、はっきりとわかる
その真っ暗な空を埋め尽くすかのような星は空に大きな光を与えていて、月は優しくその光を滲ませ夜なのにまるでここは心地のいい淡い光の中にいる、そんな気持ちにさせる様な星空だった
楓磨が見せたかった星空はキラキラと光を放つ星が幾重にも線を引いて流れていき俺達の目はそんな流れ星に目を見開き感動をした
本当に空はすべての星を捕まえられる程に近く、手が届く様なそんな錯覚さえ起こしてしまう
それほど迄にこの皆と見上げた夜に輝く光に心は感動をしていたのだ
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