アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
14
-
ムスコサイド14(主)
【ガチャッ】 誰かが部屋に入ってくる音で俺は目を覚ました。
イテッ! 目が開かない…
ズキッ。ズキ、ズキ。 頭が痛い…
ぼやける目の先にオヤジが立っていた。
「ケンタ。 おはよっ。」
「オヤジィ~… おはよう。 いたぃ…」
起き上がった俺の横にオヤジが座った。
「ほらぁ~水だ。 薬も持って来てやったぞ。」
「ん… ありがと… 水飲みたい。」
ペットボトルのキャップをオヤジが開けてくれた。
あっ、優しい… 甘えたい… 甘えてみようかなぁ…?
口を少し突き出すと、俺の頭を押さえて飲ませてくれた。
「ほらぁ~薬も飲んどけ。」
口を開けると、薬を入れてくれて、また水を飲ませてくれた。
水を飲み終わると、俺の頭を押さえていた手が…
俺の耳の横に移動した… ん?
思ったと同時にオヤジの胸に横向きで引き寄せられた。
目に冷たいちょっと湿らせたオシボリがあてられた。
「ん~~~~、冷たくて、気持ちいぃ…」
「目が腫れてるから、しばらくの間オシボリをあててろっ。」
「あぁ、昨日泣き過ぎて、目が腫れてるんだ。」
「どうする? 横になって寝る方がいいか?」
「このままがいい。 オヤジの胸の中が気持ちいぃ。」
俺はドサクサに紛れ、腕をオヤジの腰にまわした。
オヤジの腕が俺の肩にまわり、抱き締め直してくれた。
オヤジの胸の中に、腕の中に、俺は身を任せた。
「寒くないか? リビングのエアコン入れてるぞっ。」
「うん。 寒くないよ。 オヤジあったかいから。
気持ちいぃ~、もう少しこのままがいい。」
俺が甘えると、返事のかわりにギュゥ~って抱き締めてくれた。
どれぐらいの時間がたったんだろう…
今日1日、甘えたい。 オヤジと一緒にいたい。
「そろそろ、オシボリも乾いてきたからリビングにいくぞっ。」
「うん。 そうだね。 オシボリありがと。」
「ほらぁ~立てるか? いくぞ。」
オヤジが手を伸ばしてくれた、また手を繋いでいいの?
嬉しくて、思わず両手を出して、オヤジの手を握った。
************
オヤジサイド14(副)
朝、目が覚めると… 隣にケンタがいる。
俺の方を向いて、横向きになって、布団を顔半分被ってる。
やっぱり可愛い… 今日は二人とも休みだ。
今日一日、たっぷりと甘やかしてやろう…
あ~ぁ、目が腫れてるじゃねぇ~か…
まだ起きそうにないケンタの為に俺は起き上がった。
パンツを履いて、キッチンへ向かった。
俺は昨日の事を全部憶えているが… アイツはどうだろう…?
乾いた喉を潤す為、キッチンで牛乳を飲み、必要の物を手にした。
二日酔いの薬とミネルルウォーターと濡れたオシボリ。
リビングのエアコンのスイッチを入れた。
寝室に戻ると、俺がドアを開けた音でケンタが起きた。
どうも… 目が開かないらしい… 頭も痛いらしい…
苦しんでいるケンタが本当に可愛い…
さて、今日1日、俺の可愛い彼女になってもらおう。
今日だけ… 神様、ごめんなさい。
俺は悪いオヤジです…
体を起こしたケンタは水が飲みたいと口を少し突き出した。
やっぱ、こいつは小悪魔だっ!
わかった。お前がそう出るなら、俺はそれに応えようじゃないか。
ケンタを抱き寄せて、目にオシボリをあててやった。
「このままがいい。 オヤジの胸の中が気持ちいい。」
絶対、こいつは小悪魔だっ!
気持ち良さそうにケンタの口元が笑った。
そして、俺の腰に… 腕をまわしてきた。
俺も負けずとケンタの肩に腕をまわして、抱き締めた。
「うん。 寒くないよ。 オヤジあったかいから。
気持ちいぃ~、もう少しこのままがいい。」
おいおい、どっちが気持ちいいんだ?
オシボリか? 俺の胸の中か? 抱き締める腕に力が入る。
ケンタの口元に目がいく… 薄い唇… ピンク色…
見るなっ! 考えるなっ! 想像するなぁ~~~!
あぁぁぁぁぁぁ~ リビングへ行こうっ!
ベットを出る時に手を差し出すと、嬉しそうに両手で握られた。
勢いよく引っ張って、また俺の胸の中に抱こうかと…
まてまて、あわてるな。 じっくり、ゆっくり進めよう。
とりあえず、朝一のミッションはクリアーした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
14 / 42