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18歳以上ですか?
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オヤジサイド29(主)
「オヤジ。さっきさぁ、後で説明するって言ってたのは何?」
「そうだなぁ~、それを言わないとこれから先に進めないな。」
「何? 先に進めないって?」
「ケンタ、約束してくれ。最後まで何も言わず聞くって。」
「うん。わかった。 約束する。」
『18年前、お前が4歳の時だ。
幼稚園に入ってすぐの時の話になる。
俺は、朝、オナニーをする癖があってなぁ~。
シャワーを浴びる前に洗面所の上で扱いてたら、
お前がいきなり扉を開けてそれを見たんだ。
俺はその前から、お前には息子以上の感情を、
持ってしまったんだよ。 一目ぼれと言うか…
2歳になる前、お前が初めて喋った言葉が、
「とう」俺を見て俺を呼んだお前の眼に、
俺は恋をして、愛してしまったんだよ。
自分でも異常で変態だと悩んで考えたよ。
そんな時にお前にオナニー姿を見られて、
お前が「とう、なにしてんの?」って、
俺の勃起した物を見つめて言うから、
俺は魔が差したと言うか…興奮したと言うか…
「ちんちんに気持ちいい事してんだ」
「おれもする」「してくれるか?」
それで、お前の小さい手で俺の物を
扱いて貰ったんだよ。
その時の興奮と刺激と快感が堪らなかった。
家の中で裸で過ごすのが好きだから、
昔はパンツも履かずに全裸だったんだよ。
だから、一度してしまうと止まらなくて、
洗面所や風呂や寝室、キッチンやリビングで、
ヨメがいない時はいつでもどこでもしてた。
ケンタごめんなぁ~。
ファーストキスも… もう経験済みだ…
お前とキスもした、それもディープキス。
フェラもさせた。 本当にゴメン。
お前もヨメよりも俺に凄く懐いていて、
俺の事、大好きって言って離れなくて、
もう、可愛くて可愛くて仕方がなくて。
そんな事を続けていたある日、
リビングでお前が「ちんちん」って言って、
俺のを弄り始めた時、出掛けていたヨメが、
戻ってきてリビングの扉を開けて見られた。
行為事態を見たわけじゃなかった。
する前のちょうどふざけ初めてすぐだったから、
俺はお前がふざけて触ってきただけだと、
嘘を言い切ったんだよ。
まさか親子でそんな事してるとは、
想像つかないから、それは納得して貰えたが、
俺がパンツを履かないからそうなったと、
お前の教育の為にならないと、
怒られてパンツだけ履く約束となった。
俺はそれからお前を遠ざけた。
手を繋ぐ事を止めて、抱く事を止めて、
お風呂に一緒に入る事も止めて、
一緒に寝る事も全て接触する事を止めた。
だから、会話だけは沢山するようにした。
あの時は本当に辛かった。
慣れるまでお前は泣いて泣いて過ごした。
泣き過ぎて病院には行くは、体調崩すは。
お前を泣かせ寂しい悲しい思いをさせて、
俺は自分が情けなくて、許せなくて。
責任をお前に押し付けて、逃げた。 』
「と言う事だ… 簡単に説明したけど…
ケンタ本当にごめん。 俺を許して下さい。
けど、昔からかわらずに22年間お前を愛してる。
これから先、一生、今迄以上にお前を愛し続けたい。」
「最後まで何も言わず聞いてくれてありがとう。」
************
ムスコサイド29(副)
「ケンタ、約束してくれ。最後まで何も言わず聞くって。」
「うん。 わかった。約束する。」
重い空気が流れだした…
思い詰めた顔で、思い詰めた口調でオヤジが話しだした。
こんなオヤジ初めてで、話を聞くのが怖くなった。
とにかく最後まで何も言わずに聞こうっ!
オヤジの話は衝撃的な内容だった。
えっ? これって小説? テレビ? 映画?
話を聞いている内に…
あっ、なんとなく思い出した…
それっ、なんとなく憶えてる…
頭の中にグルグルと記憶が蘇るってくる。
なんか幽体離脱をして、頭の上から自分を見ている、
不思議な感覚を経験していた。
そう、昔はよくオヤジと手を繋いでいた…
お風呂も一緒に入った…
抱きあげて貰っていた…
一緒に寝ていた…
寝る前にする瞼のキス… やっぱり、あれってオヤジ?
これは後で確認してみよう。
全部オヤジとの記憶だった。
オフクロがしてくれてたと思っていた事が。
キスやフェラは憶えてないが…
ゲイの雑誌やビデオに出てくるチンチンが腑に落ちなくて、
オヤジの勃起したチンチンの形と大きさを憶えてたんだ…
頭のどこかで本物を見た事あるってなんとなく思ってた…
俺がオカズにする理想の形と大きさだと今繋がった。
そうだっ。 オフクロが凄い剣幕でオヤジと喧嘩というか、
怒鳴って怒っていた、そして俺は泣いたんだ。
泣き過ぎてひきつけ起こして病院に行った事、思い出したぁ~。
オフクロに抱かれてたけど、オヤジに抱いて貰いたくて、
オヤジが俺に「ごめんな。ごめんな。」って謝ってた、
俺はてっきり怒鳴って怒ったオフクロが怖かったと記憶してた。
なるほど… なんか納得が出来た。
オヤジと手を繋ぐ事や抱かれる事がいけない事だと、
強請ると困った顔のオヤジがいたから我慢するようになった。
けど、しゃべると嬉しい顔のオヤジがいたから好きだった。
なぁ~んだっ。 そうだったんだっ。
俺、別に怒ってないし、許すもなにも、
俺も昔からオヤジの事好きだし。
愛されてた事、なんとなくわかってた。
「これから先、一生、今迄以上にお前を愛し続けたい。」
こんな事言われたら、怒れないよぉ~!
俺、なんか今、すっごい幸せだぁ~!
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