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あるゑ
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なんか今声聞こえた気がするけど・・・。
俺はおそるおそる声のした方へ振り向いた。
気のせい・・・!
であってくれ!!
頼む神様!!!!!!
人を投げた後に独り言聞かれるとか最悪な事態は避けたいんだよ!!!
という俺の心の叫びはまたも虚しく虚空へ消え失せる。
そこには茶髪、オールバック、ピアスとまさに不良のお手本のような大男が立っていた。
あ、これ非常に最悪な事態ですね(*´・ω・`)b
その大男は俺の前にしゃがみ込むと俺の胸ぐらを掴んだ。
「お前、さっきうちの奴倒しただろ」
さっきの奴とは違って迫力のある眼光に気圧される。
しかも大男の巨体で完全に逃げ口塞がれてるし!
「ええと・・・、そ、ソウダッケー・・・」
俺は下手をすればキス出来そうな位置にある大男の顔を手で軽く押し退けながらなんとか答えた。
「そうか」
そういうと大男は満足したように俺を掴んでいた手を離した。
俺はほっと一息。
・・・、出来なかった。
その大男の右ストレートが俺の左頬を掠る。
と同時に重低音が横から聞こえた。
「お前となら殺り合えそうだ」
・・・。
バカな俺でも理解できたぞ。
―――――――やりあうってそっちじゃねえよ?‼
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