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仲間
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「さて、準備も出来たしそろそろ出るか」
「…その前にさ、ソラ魔王の城どこにあるか知ってんの?」
「いや?」
「えっ知らないで歩いてんの!?」
適当に歩けば着く、と村長から言われて適当に歩いている。
地図とかナニソレ。
「流石に地図とか買わなきゃダメ…っおっと、大丈夫?」
よろず屋に連れて行かれそうになっていたとき、誰かが突進してきた。
結構なスピードだったけど怪我してないかな。
「…アンタ、旅の人?」
「え、うん…」
「ちょうど良かった!ねぇ、私も連れていって!見た感じ僧侶いないんでしょ?私僧侶なの!」
元気良く話してくれた女の子はいいでしょいいでしょと俺の周りを飛び跳ねている。
でも明らかに少女だよなぁ…。
「親御さんがいいって言ったらね」
「それなら大丈夫、私ひとり暮らしなの。誰も止めたりしないわ。さぁ、行きましょ!あ、私はシエラよ、よろしくね!」
「シエラ…うん、よろしく」
「……よろしく」
…?
マオを見た途端、シエラが変な顔してたけど…気のせいか。
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