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男の娘
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洞窟の入口から入ってくる日光が俺の顔を直撃する。
暑いし眩しいし、とてもじゃないけど二度寝なんてできない。
「起きるか…」
「おはよう。ご飯取ってきて」
「おま…女がご飯できてるわよっていうのは分かるけど、ご飯取ってきてって…」
「…?それは女の話でしょ?」
ん?
なんか話が噛み合わないような…。
「おはよ……」
「おはよう、マオ!朝ご飯取ってきて!」
「…男なんだからビビってないで一人で行けよ…」
んん??
今マオなんて言った?
男?シエラが?
いやいや、そんなわけ…
「あ、あのさ…シエラって女の子だよね?」
「えっ、そう見える!?やったぁ!」
「……騙されてる奴いたんだ…。ソラ、騙されるな!こいつ男だぞ!」
「え、えー…あ…うん…。シエラ、一人で行っといで…」
「何よ!男って分かった途端冷たくして!」
スカートを履いて頬を膨らませている姿は女の子だ。
俺は男の娘というものをなめていたらしい。
男の娘 が なかまに なった !
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