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「あと、薬草と毒消し草と…」
「ソラ、買いすぎよ!その辺にしないと次の町まで持たないじゃない!」
そんな会話を聞きながら近くにある防具屋で手頃な防具を探す。
いや、ぶっちゃけ俺は防具とか着なくてもダメージは受けない。
裏話だけど魔王はレベル99だ。
ソラにはバレないようにしてるけど。
「シエラ厳しいなー…」
「ソラが魔物倒さないからゴールド手に入りにくいのよ!!宝箱くらいしか収入ないじゃない!!」
「うっ……マオ、助けて…」
「自分で何とかしてー」
「冷たい…」
…今は顔合わせにくい。
まだ胸が痛いし。
「…?マオ、どうした?具合悪い?」
「え…?いや、別に…」
「嘘。こっちおいで」
防具
屋から離れ、人通りの少ない、というか全くない路地裏へと連れていかれる。
何するつもりだろう?
「シエラは?」
「俺に買い物任せられないって、買い直し中。ねぇ、どうしたの?」
「どうもしない!し、しつこいと嫌われるんだからな!!」
「………へぇ」
ん?な、なんか一気に周りの空気が冷たく…
「もういい」
「えっ」
そのまま離れて行ってしまったソラを俺はただ見つめていた。
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