アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
突然の
-
目を開けると、白い天井と陽が差し込む窓。
あれ、俺洞窟にいたんじゃ…
「ソラ!」
「……マオ?俺、どうしてここに…。ここは…?」
「アルスの町だよ。ソラ、毒にやられて気を失ったからここまで連れてきた」
「そっか…ありがとう」
いつもならニコニコしているマオの顔は何だか浮かない。疲れてるのか?
俺をここまで運んでくれたんだもんな。
「マオ…あれ?」
「どうした?」
「おかしいな…マオの眼、赤じゃないっけ」
「えっ…!?ち、違う!黒だよ!」
「洞窟で見たとき、赤だったような気がしたんだけど」
「気のせいじゃないかな!?ほら、黒いでしょ!?」
ぐいっと迫ってきたマオの顔は陽に照らされて、とても綺麗だった。
…綺麗だったし、うん。
マオがいきなりキスできそうなくらい近くに来たのも悪いと思う。
だから、
「ソラ…?んっ…」
「…っはぁ、マオ…」
俺が思わずキスしてしまったのも、仕方ないことだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
17 / 110