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刺激
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※現代で親がいない子供を仲間にして連れ回すのは誘拐といって立派な犯罪になります!真似しないでね!
「ギン、荷物まとめた?」
「は、はい!」
「よし、じゃあ行くわよ!とりあえず、山をいくつか超えなきゃいけないから覚悟しておいてね」
「うそー!?」
「頑張ろ、マオ」
「うー…」
ギンは妙に張り切っている。
きっと初めての冒険でわくわくしているんだろう。初々しくて可愛いわ。
「つーかーれーたー」
「マオ、ほら頑張って」
「…飛んだ方速い…」
「羽は封印の約束でしょ。また暴走したらどうすんの」
「うえー…」
根性ないわね、マオは。
ギンを見習って欲しいわ。
「あ、あの…羽って…?」
「あぁ、ギンは知らないのか。マオは魔王なんだ」
「え、ええぇぇ!!?ま、まお、あ、」
「バカねぇ、何怖がってるのよ。こんなのほほんとした魔王のどこが怖いの。それに、何かあっても恋人が止めてくれるから平気なの」
「恋人…?」
「ソラとマオ」
ギンはふらぁ…っとよろけたかと思いきやそのまま倒れてしまった。
刺激が強過ぎたのかしら。
「仕方ない。行くわよー」
「…なぁ、ソラ。シエラって意外と力持ちだよな」
「男だからな…」
軽々とギンを担いでしまったシエラは、そんなことを言われているなんて知る由もなかった。
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