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後悔
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「…元気出しなさいよ。マオが悪いんじゃないって」
「だって…ソラ、絶対怒った…。俺だって、ソラ殺せって言われたら嫌なのに…」
ソラが一人で去ってしまったあと、私はマオの世話をしていた。
のそのそと村へと進むマオは、泣きすぎて目が腫れてしまっている。
「はぁ…。早く宿に行って目冷やさなきゃね」
「ん…」
「ソラ、きっと先に村に着いてるのよ!だからほら、早く行って謝りましょ?」
「…ん…」
ん、しか言わなくなってしまったマオがかわいそうで、こっちまで泣きそうになってきたとき、やっと村が見えてきた。
「あ、宿屋の前にいるのソラじゃない?」
「っ…!ソラ…!」
「あっ!…もう」
ソラを見た途端、走り出してしまったマオを追って私も村を目指して走り出した。
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