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帰り
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―――あれから5年。
世界中の人々は、暴れ回っている魔物たちに日々怯えていた。
魔物に向かっていく勇敢な人もいたが、呆気なくやられていき、人類はもう終わりか。そんなふうに考える人も多くなってきた。
「…シエラ、お前がかつて旅をしていた勇者はどうした」
「……勇者は、きっと現れるわ」
少女の面影はもうなく、立派な青年として成長したシエラは自分の生まれ故郷に戻っていた。
ソラが置いていった、伝説の剣と共に。
勇者の帰りを待っていた。
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