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「…やっぱり、マオ人間にするのやめようかな…」
「え、なんで?」
ソラは俺のほっぺをむに、と抓みながら悲しそうな顔をした。
「だって…右胸を刺すんだよ?しかも自分で。…マオに傷ついて欲しくない」
「…ソラがそんな顔する必要ない!俺、魔王向いてなかったんだよ。力も操れないし。だから、人間になれて力も捨てられて、一石二鳥!ね?」
にこっと笑って見せると、ソラも安心したように笑ってくれた。
ちょっとクサい言葉かもしれないけど、ソラは笑ってる顔の方が似合う。
いや、笑ってなくても何かクールな感じがして好きなんだけどね!!
「…マオ、好きだよ。大好きだ…」
「へへっ、俺も大好き!5年間言えなかったら、これからはいっぱい好きって言うからな!覚悟しとけよ!」
「……ふふ、うん。覚悟しとく」
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