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お風呂
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ちゃぷ、とお湯が揺れる音が響く。
後ろには、まぁお風呂だから裸なのは当たり前だけどソラがいる。
…近い。
「ソラ…?」
「んー…」
「…元気出してよ」
「ん…」
さっきからん、しか言わないし。
元気無さすぎだろ…。
「もう、ソ、ラ……」
「……何…」
「な、なんでもない!!」
迂闊だった。
ちょっと喝を入れてやろうと振り向いたのはいいけど、濡れてて色気ハンパないソラと目が合って。
程よく、っていうか結構筋肉ついてて、こんなかっこいい人に抱かれるんだとか余計なこと考えちゃって…。
「うああああ!!」
「!?びっくりした……何したの、マオ」
「もうダメだ!耐えられない!」
「え、え?何?」
「体洗う!そうしよう!」
ソラに体見られるとか、そんなこと考える余裕もなかった。
素早く上がってスポンジを泡立たせる。
よし、いい感じにもふもふしてきた。
「マオ、何そんな焦ってんの」
「うぅ…何でもない…」
「…?」
早く上がっちゃえばソラの身体見なくて済む、余計に興奮しなくて済む。
さっさと上がってしまおう。
「……洗ってあげよっか」
「へ!?」
「洗ってあげる。スポンジ貸して」
俺の止める声も聞かずに、ソラはスポンジを奪って背中に当てる。
これは…恥ずかしい。
というか間がもたない。会話がない!
「こ、この次にソラも洗ってやるよ!」
「うん、お願い」
「………。」
「…。」
会話がない!!!
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