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筋肉
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「…マオ、そろそろ痛い…」
「あっ!」
照れ隠しのためにゴシゴシと洗っていた背中はいつの間にか真っ赤になっていた。
わ、痛そう。
「ご、ごめっ…!」
「大丈夫。暑いでしょ?マオ、先に上がってて」
「え…まだ前洗ってないよ?」
「…自分で洗うから。ほら、上がって」
妙に真剣な顔をしたソラに追い出されて、呆然と立ち尽くす。
…俺の恥ずかしいところは見て、俺には何も見せてくれないのか。
「……俺だけ、損じゃん」
ちょっとだけむっとしてしまったけどなんとか持ち直して自分の体を拭く。
ソラの体を見た後だとより貧相に見える。
もっと筋肉つけたいな。
「………」
少し寝転んで腹筋してみる。
つ、つらい…。
「うっ……はぁ…んっ…」
「…何やってんの」
「うわっ!!」
見られた!?
「マオ、腹筋するときまでそんな声出すの?」
「…俺、声出てた?」
「出てた。エロいの」
「…エロくないから。ほら、せめて体拭いてやるよ」
大臣が用意してくれていたふっかふかのタオルでソラの体を拭く。
……いい筋肉だな。
おれもこんなふうになりたい。
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