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オタクの俺がメガネを外した瞬間に皆が鼻血を出してぶっ倒れた件。
~アメリカ編続き~
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~式典中~
晴姫が前で校長から封筒を受け取っていた。
校長からの言葉に晴姫が少し照れくさそうに笑う。
……可愛い……晴姫。
でもそんな晴姫とも明日の朝でお別れ、か………。
「……まぁ予想はしてたけどさ……。
………後悔する前に告白、しときゃ良かったなぁ~。」
もちろん、振られる結果が見え見えだけど。苦笑
でも何も言えないまま離れ離れになるぐらいだったらいっその事振られて、もう思い残すことはない!これで次に進める!スッキリ!にするんだった…苦笑
~帰宅中~
優馬が憎々しげにさっき校長に貰った証明証と留学用の援助金等が詳しく書かれている紙が入った封筒を睨んでいた。
…なんでそんなに睨むんだよ…?
まさか優馬、意外に狙ってたとか…?
それなら隣でこんな喜ばれても嫌だよな……。
「……悪い、優馬。でもどうしても俺、日本に行きたいんだ。」
その言葉に優馬は少し首を傾げながら聞いた。
「……それは俺と離れる為?」
「は?んな訳ねーだろ。なんだかんだ言って優馬は小さい頃からの付き合いだし。家族みてーなもんで大切だし……(ボソッ)うざいけど。」
「はっ晴姫!?俺の目見て!潤み始めてたんだけけど!?最後のボソッって呟いた言葉めっちゃ聞こえてたんだけど!」
「なんだ、聞こえてたんだ。…………まぁ聞こえるように呟いたんだけどね。ニコッ」
にこっと晴姫が優馬に微笑む。
その笑顔にほんのりと優馬の顔が赤くなる。
昔は風邪でもあるのかと心配していた晴姫だったが、今となってはもうそれは酸素を吸って生きてるのと同じレベルなので、スルー。
(……てかなんで皆俺が笑顔で接するたんびに鼻血出すんだよ。可笑しいだろ。それについて優馬に相談したけど、優馬は優馬で耐性が出来てないからどうちゃらこうちゃらって言うし…。てか本人も鼻血は出さねぇけど、今みたいに顔真っ赤になるし…。なんだよ、俺の顔そんなに変か?そりゃ乙な顔してると思うよ、自分でも。でもそんな鼻血出すほど嫌な顔してねぇ筈なのに……。)
「……は、晴姫~?お前ん家通り過ぎてるぞ~……?」
優馬に話しかけられてはっと我に返る。
俺考えこみすぎると周り見えなくなるんだよな……。
「……悪い。ちょっと考え事してた。」
「なに~?晴姫が考え事って~。どうしたの?」
「……今考えてた事に関してはお前に尋ねても意味ないって検証済みだからいい。
あと悪いな。いつも家まで送ってもらって。」
「ちょ、今軽く見切られた感じするんだけどっ!?
それと別に全然困ってねーし。いーってことよ。それにこれも今日で最後だしな。
……………こちらこそ送らせて頂いて~
おおきに~。………なんちって?笑 」
京の女性の様に、優馬は口調を真似て言った。
「………ふっ……ふふっ…………ふはっ、あははははは!やばい笑優馬の女声プラス京都弁はやばい!笑」
晴姫がお腹を抱えて笑った。
ただその姿を、優馬は目を細めて見つめていた。
(……日本でも晴姫がこうやって笑顔で過ごしてくれる事が、俺の一番の願いやわ……。)
両想いになりたいって高望みはしないから。
晴姫が日本でも元気に過ごせますように。
(………まぁそれ見守る為にも絶対次の留学勝ち取ってやる。ニヤッ)
目をギラギラさせながら晴姫が家に入っていくのを見守った。
(優馬、ちょっと親父くさくなっちゃった…?笑 by.作者)
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