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秋の朝2
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初めて見たお兄さんの顔
初めて聞いたお兄さんの声
白い肌と茶髪、たれ気味で薄茶の目
かっこいい可愛いというより綺麗な顔
うーん。やっぱイケメンだったな。
なんて考えつつ電車へ向かう。
いつもと同じくお兄さんの横へ座る
しばらくするとぽふ、と頭が触れる
俺はじっと動かない
そのうちぴくっと動いて肩から離れる頭。ゆーらゆーら揺れてまた肩に重み。しばらくするとまた肩から離れる。
何度か繰り返すお兄さんがなんだかとても可愛くて可愛くて、触れたくなった。
ふと、手を見つめる。
何か...持ってる?
お兄さんの手にはくしゃっとなってしまった紙が握られていた。内容は見えない。
それから俺の肩と空中をゆらゆらを繰り返すお兄さん。何持ってんのかなー。
今日は俺が降りる前に肩を離れたお兄さん。今日はちゃんと起きてね。
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