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<暴食の土曜日>
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初めて君をみた瞬間、この世界は宝石でできていると思ったんだ。
その麗しい髪はアンバー。
その滑らかな肌は真珠。
その艶やかな睫毛はオニキス。
その穏やかな瞳はブラックパール。
その可愛らしい歯はオパール。
その華やかな頬はローズクォーツ。
その煌びやかな爪はアメジスト。
何より美しい唇はガーネットのようだ。
彼女が微笑むことで世界は光輝き、ダイヤモンドですら自分を恥じて光を失う。
完璧な体をエメラルド色のドレスで包んだ彼女はきっと、この宝石の世界を作った女神様なんだ。
高鳴り続けるこの心臓は、彼女が甘い声で言葉を発するごとにきっとルビーに変えられたんだ。
俺を含めて彼女以外は屑石で、隣にいたいと思うことすらおこがましいけど、俺は君の輝きを手に入れたい。
あぁ、君を。
齧ったらどんな味がするんだろう。
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