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「しゃぁっ!飯だっ飯だっ」
佐藤はハイテンションで俺の前へと椅子を引っ張る。さっきの授業で十分睡眠が取れたのだろう。
「あ?ごめん今日はちょっと
飯食べれないんだよね」
「あ?なんで??」
「う?んと・・・」
ここで佐藤に山田くんの事を出すと
何かと煩そうだしな・・・
「・・いや・・・
ちょっと先生に呼ばれててさ
時間かかりそうなんだよ」
「えっ、なにお前
授業中怒られる事でもしたの?」
「いやそうじゃないけどさ」
佐藤は不思議そうに首を傾げた。
「うぇ??まぁいいけどさ?
俺、他の友達と食うし」
佐藤はいいながら携帯を弄る。
早速友達と連絡をとっているのだろう。
「あぁ、ごめんな」
「別に決めてる訳じゃね?じゃん?
なんかよくわかんねぇけど
お前も飯くえよちゃんと食えよ」
「うん、ちゃんと食べるよ
ありがとな」
俺は片手に弁当を持って席を立った。
胸ポケットには携帯電話。
目指すは屋上。
山田くんはもうきてるかな?
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