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No.11/モテ男
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「ちょっと、狭いんだけど。」
「何であんたが、僕の隣なんだよ。」
「うるせ。黙れ。」
「なあ、なあ!なんか、修学旅行みたいだな。」
一人ではしゃぐ桜井…。俺は、早速今晩にでも双子に喰われそうな桜井が心配で、泊まる事にした。
狭いのに、桜井の部屋に布団を引いて、四人で並んで寝る…何だよこの状況。
「んじゃ、おやすみー。」
「お休み、兄ちゃん。」
「お休み、兄ちゃん。」
「はぁ…。」
俺一人がため息ついてるし。あみだくじの結果、両端に双子、真ん中に俺と桜井が並んでる。
薄明かりの下、隣の桜井を見る。毛布を首まで上げて握りしめ、口元に笑みを浮かべ楽しそうだ。
かわいいな、おい!
もう、どうしようもなくハマってる。やべえな俺。
ああ、どうしたもんかと思いながら、いつの間にか寝てしまった。
「んっ…あっ…、紅葉…、」
夜中に、隣から小さく声が聞こえて意識が浮上した。
「兄ちゃん、もっと声抑えないと加賀さん起こしちゃうよ。」
「ふふ、僕が口塞いでてあげる。」
「んっ…、んん、」
ぐちゅりと音が鳴る。ハッとして隣で寝てた筈の桜井を見る。どっちがどっちか分かんねーけど、桜井の身体を背後から抱き抱えた1人が後ろからキスしてる。もう1人が、桜井のモノを手で煽りながら、乳首に吸い付いてる。
ガバリッと、起きた。
「おいっ!何してんだ!」
「シーッ。静かにしてよ。親に聞こえちゃうでしょ。」
桜井のモノから手を離さずに、迷惑そうに言う。おいおいおい!
「加賀さんさー、見て分かるでしょ。」
桜井の唇を解放したもう1人が言う。
「は…ぁ…。」
桜井が甘く喘ぐ。
「止めろ。桜井に触んな。モテテクとか、そんなん嘘だから。騙されんな桜井。」
「ふうん。嘘って認めちゃうんだ。」
「何、今更。加賀さんと同じ事してる僕達が許せないの?」
双子が冷めた口調で言う。
「…そうだよ。俺がバカだったんだ。」
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