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No.53/モブ男
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キスってほっぺにするやつでいいよな。パッとやって一瞬で離れよう。うん、そんくらいなら大丈夫。
京平の座ってるベッドに近寄って隣に座る。あ、オレと同じ匂い。ドキドキしてきた。
よし一瞬。一瞬でパッと…。イメトレはカンペキ。
カッコいい顔。お父さん似って本気で言ってんのかな…。冗談かもな。あ…でも、よく見ると目はお父さんと同じ感じもする…お父さんも二重だった気が。ただ丸っこい印象が強いからなぁ…どうだったかなぁ…。
もっと近くで良く見とこう。
頬に手のひらを当てるとオレの方へ向けた。最初の頃はよく分かってなかったけど、本当整ってる。なんでオレを好きなんだろ…。あ、でも恵子さんも平助さんをカッコいいって本気で思ってるもんな…人の好みって不思議だ。いや、別に平助さんや恵子さんに対する文句とかじゃなくてさ、
「なあ、まだ?」
「あ、ごめん。」
すっかり忘れてジロジロ見てた。こんなに近くで見るの久しぶりで、あんまり実感がわかねえんだけど…これ本物?夢かな?オレはもう寝てたっけ。
もうどっちでもいいか。だってキスしたい。
ほっぺに唇で触れる…イメトレ通りにパッとすぐ離れる。なんか…物足りない…もうちょっと…。
「もう一回してもいいか?」
「…いいけど、今度は口にしてくれ。」
「うん。」
言われた通りに唇に触れる。あ、柔らかい…スゴイ気持ちいい。京平はよく唇を舐める、あれってなんだろ…ちょっとやってみるか。
ぺろ、
つるりとしてて柔らかい…押してみると弾力がある。気持ちいい…。
なんかこれ楽しい。もうちょっとやってもいいかな…。
京平の方に身を乗り出し髪の毛に手を入れてみる…シャンプーの香りが広がる。セットしてない髪はさらっとしてて気持ちいい。
舌で唇に触れて遊んでたら隙間が急に開いてその間に入り込んだ。待ってたみたいに舌が絡んでくる…。
「っん、」
絡む舌から逸れて口の中を舐める。ほっぺの内側は柔らかくてすっごい気持ちいい。
「…ふっ、」
鼻から抜ける京平の声…あ、ヤバい。ぞくぞくする。最近のオレはちょっと…体が…。
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