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No.58/モブ男
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「兄ちゃん考え直してよ。」
「そうだよ一緒に帰ろうよ。」
「ううん…泊まるって約束したし。」
2人が玄関でオレをぎゅうぎゅうに抱きしめる。ちょ、苦しい。嬉しいけど苦しい。
「こら双子いい加減放せ。真琴がフラついてるだろーが!」
京平が楓を剥がして紅葉を剥がす。毎回思うけど京平って腕力あるな。オレはあんまし筋肉ねえんだよな。筋トレとかするべきかな。
「おらさっさと出ろ。」
「兄ちゃん、おやすみ!」
「兄ちゃん、また明日!」
「うん!また明日な。おやすみ。」
2人が玄関から出る、さっさと閉められる扉の隙間から見える2人に手を振った。ガチャンと鍵が掛かる。
「ほら行くぞ。」
廊下を歩く背中を追う。京平の隣に並んだら手を握られた。
「風呂行こう、」
「うん。」
いつの間に風呂のお湯入れてくれてたんだろ。全然気づかなかった。あ、紅葉が持って来てくれてたオレの下着とか服を取りに行かねえと。
「下着と服取ってくる、」
2階の京平の部屋に行こうとしたら、ぐいぐい引っ張られて風呂場に連れて行かれた。
「京平…、」
「着たって直ぐ脱がされるんだから裸でいいだろ。」
「それって、」
「ヤるから。」
借りてた服を脱がされる。どんどん剥がされて裸になったオレを浴室へ押し込む。京平もさっさと脱いで入って来た。
「洗ってやる。」
「えっ、自分で出来るしいいよ。」
そんな事言ってる間にボディソープを泡立てた手が体を撫でてる。くすぐったい。身をよじって逃げる。
「うお、くすぐってえ!」
「じっとしてろ、」
あ、怒られた。頑張ってじっとする。くすぐったくてぷるぷると震える…泡で滑る手のひらが脇に潜る。
「あっ、や、」
ぞくぞくして、ぎゅっと目を閉じる。でもガマン。
「……ここか?」
また脇の近くに手のひらが来て、ぞくぞくってなる。
「っはあ、」
力が抜ける足を頑張って踏ん張る。なんでか胸から脇をしつこく洗われて乳首をくりっと押された。
「んんっ、」
びりびりっと身体が震えて立っていられない。足からへにゃりと崩れる、京平の腕が体を支えてくれて床に座った。
手のひらが背後から首や胸や腹を撫でて下半身も撫でる。
「ほら、もう立ってる。」
「あっ…はぁっ…、」
気持ちいい。でも少し撫でただけであっさり離れる。今度は背中を撫で足を撫でられた。それだけの刺激でまた下半身が熱を持つ。
「腰あげろ、中洗ってやる。」
ああ、例のアレな…。ぼんやりした頭で四つん這いになった尻にボディソープの泡で滑る指が触れる。周りを撫でて、ゆっくりと入って来た。
「は…ぅ…、」
抜き差ししてる。ざあっとシャワーからお湯が勢い良く出てオレの体にかかった。
「お湯入れるぞ、」
ぷるぷるなってる腕、力が抜けて半分崩れる。京平の左手が腰を支え高く上げさせる。お腹が苦しい…、
シャワーが離れる。放心するオレ、ジョロジョロ流れ出す湯。シャワーが全てを排水口へ流す。
「風呂に浸かってろ、」
言われてノロノロと湯船に入る。京平が体を洗うのをぼうっと眺めて、これって夢かなって考える。
最近は誰ともしてないから、とうとうこんな夢を見てるんだなぁって思った。
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