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No.68/モテ男
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「っん、」
名前を呼ぼうとして開いていた口に舌が入ってくる。ああそういやキスをしてなかったな。最近は口の中でも敏感に感じるのかキスしてる時の顔もエロい。
真琴が下腹に力を入れてる所為でぎゅ、と下の穴が締まる。指で弄るのを止めて舌を絡ませる事に集中する。
「はっ…、ダメ…きつい。」
唇が離れて真琴の頭がベッドに落ちる。腹筋で頭を持ち上げてたから限界がきたんだろうな。はっはっと荒い息をしながら物足りない様に濡れた唇を舐める舌。
「まだキスしてえの?」
「…うん、したい。」
小さく応える。
「やっと言えたな。」
意外だった、てっきりモノに触って欲しくて強請ってくるかと思ってた。つうかそれを狙ってた。けど、
「これも悪くない。」
ベッドに落ちたままの顔に近付き下唇を吸って、上唇をペロリと舐める。下の穴の締まりも緩くなってきたところで指の動きを再開する。
少し開いた口から舌が出て俺の舌と触れる。キスは好きだ、女とも数え切れないくらいやってきた。それでもこんなに気持ち良くて、甘くて癖になるのはこの唇だけだ。
「ぅんっ、….はぁ、」
「ふ、…んっ、」
息を吐くと声が漏れる。口を離せば真琴の唇は赤くぽってりと膨らんで唾液で光ってる。きっと目隠しの下はとろけた瞳をしてるんだろう。下の穴は随分柔らかくなって、もう3本の指が入ってる。
指を抜く、体を起こして白い太腿を掴む。冷んやりとしてしっとりとした肌に指がめり込む。穴にモノをあてるとゆっくり進める。
「あぁ…怖い、…京平、京平、」
怖い?
「大丈夫か、」
顔を近付けるとまた真琴が頭を持ち上げる。ぎゅ、と穴が締まった。まだキスしてえのか。
「ん、」
ちゅと重なった唇は直ぐに離れて真琴の頭が落ちる。2度目だからか腹筋の限界も早い。ピクつく腹を撫でてやる。
「あ、…あ、…目隠し…イヤだ、取って、」
「分かった。」
ちゃんと言えた要求には従うつもりだ。頭の後ろに手を回して目隠しを解く。真琴は閉じていた眼を開いて、俺の顔を見ると泣きそうな顔をした。
「よかったホントに京平だった。」
「当たり前だ。俺が他の奴にヤらせる訳ねえだろ。」
「うん。」
安心した様にへにゃりと微笑む。
「馬鹿だな…そんなに不安になるまで我慢すんな。もっと思ってる事とか自由に言えよ。俺はお前が思ってるよりもずっとお前の事が好きなんだぜ。」
「オレも、オレも好き。」
「知ってる。」
だから真琴は不安になって臆病になる。でもその弱味につけ込むつもりはない。
支配者にはなりたくねえし、興味もない。俺は対等の立場で守ってやりたいからだ。
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