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No.77/モブ男
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なんか背中があったかい。動こうとして、シーツと布団が直接肌に当たる。Tシャツ着てないし、後ろからお腹に腕が回ってて抱きしめられてる。首を捻って後ろを見た。やっぱり京平だ。オレは寝不足で、いつの間にか寝てしまっていたみたいだ。だって、ヤッた記憶ない。
「何時だろ、」
明るい光が射し込んでる京平の部屋。枕元に置いてあったオレのスマホを取って時間を確認する。12時をちょっと過ぎてる。
腹の上にある腕を動かして、体を反転して京平と向き合う。肩をゆさゆさと揺さぶって起こす。
「京平、京平。」
「ん、…何だ。」
「昼になってる。そろそろ起きよう、」
「あー…もう少し…、」
ボソボソ言って、ぎゅっと抱きしめてくる。
「なあ、まだ寝るのか?」
「ん、…まだ、」
もそもそとオレの肩に顔を埋めてくる。甘えるとか珍しい。なんか…かわいい。京平って前から思ってたけど、なかなか起きねえし寝起きもぼんやりしてる。
これってチャンスだ。いっぱい触れる。
そっと髪を撫でる。最近は髪のセットしてない。色も焦茶で、前みたいに明るい髪色じゃなくなったけど、やっぱりカッコいい。
「へへ、」
前髪を退けて、おでこにキスしても全然起きねえ。伏せられてるまつ毛が長えな。綺麗な形の唇。京平は本当に整った顔してる。
かぷっ、耳たぶの柔らかい所を口に入れる。
「ん、」
ピクッと京平の体が揺れた。くにゅりとして気持ちいい感触。京平がオレにするみたいに吸って優しく噛んで放す。耳の周りを舐めて、穴を探る。
「っな、ちょっ、止め、」
「やっと起きた。」
「真琴、お前なにしてんの、」
「はぁ…京平、かわいい。」
びっくりしてる、目がまん丸になってこっちを見た。その反応もかわいくって、もっと触れたくなる。
京平の体に乗り上げ、肩を抑えて唇を舐める。重ねると柔らかくって気持ちいい。舌を押し込んで好き勝手に動かしてたら、後ろ髪に指が潜り込んで引き寄せられた。
「っふ、」
「んん、」
京平の舌に押される、今度はオレの口の中を探られて好き勝手に舐められる。
「っ、ぅん、」
身体が熱くなってぼうっとなった。離れるお互いの唇、唾液が口を伝う。
「かわいいのは、お前。ほら、もうエロくてかわいい。」
京平が、唾液に濡れた自分の唇を舐めた。
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