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一瞬驚いた顔を見せたけど、それでも蓮は直ぐに笑って、俺の手を背中からそっと離すと身体を起こしてネクタイを解いた。
プチプチと一つずつ外れるボタンに、少しずつシャツが開けて蓮の肌が見えてくると、男同士なのにときめいてしまう。
近くで見る蓮の身体は引き締まっていて、筋肉が嫌味じゃない程度に綺麗に浮き出ている。
触りたい衝動に駆られて、下腹部に軽く触れてみた。
蓮は小さく鼻で笑って俺の手を掴むと、手の甲に優しいキスが降りた。
「…恥ずい奴っ」
「何とでも言って」
シャツとネクタイを床に落とし、俺の上に覆い被さる様に身体を寄せると、蓮の唇が胸の先端に触れた。
「っ」
唇で挟んだり、吸ったり、舌で転がす様に愛撫されて、そこがジンジンして、下が熱を帯びていく。
思わず声が洩れそうになるのを、手で塞いで堪えた。
でもその手は蓮の手によって簡単に外され、上目遣いで、
「ダメ」
と言われてしまった。
か、……可愛い。
普段、俺を見下ろしている蓮が俺を見上げていると不思議な感じだ。
「ねぇ、ここ、気持ち良い?」
「え?……いや、あんっ…やめっ」
答える隙も与えず、蓮の指がもう片方の突起をぐりぐりとこねくり回す。
強い刺激に変な声が出てしまった。
あんって何だよあんって。
恥ずかしい。ダメだ。気絶してしまいそう。
「尚、可愛い…声、色っぽいね」
「う、うるさいっ!」
「さっきのしおらしい尚はどこに行ったのかな」
「知るか、よ…んっ、バカ!今話してるっ」
胸の刺激が無くなったかと思えば、今度は下の方が強い快感に襲われた。
「勃ってるね。乳首感じた?」
「いちいち聞くなよ!」
「聞きたいよ。尚の事なら何でも…。ね、教えてよ。ほら、気持ち良い?」
布越しに俺の中心を撫で回しながら聞いてくる蓮を睨みつける。
「そんな顔をしてもダメだよ。誘ってる様に見えるだけだから」
「意味、わかんねっ」
また鼻で笑いながら、蓮は腰に巻いているバスタオルを剥ぎ取り、それをくるくると丸めると俺の腰の下に挟んだ。
少し腰が浮く体勢になり、露わになった俺の中心は主張する様に上を向いていて、それが堪らなく恥ずかしくて顔を背けた。
蓮に見られている。
そう思うと、顔が沸騰したヤカンみたいに熱くなった。
「こうするとね、奥まで届くんだよ」
「…それ、女の場合だろ」
「へぇ、尚、知ってるんだ?」
「一応男だからな」
「ふふっ、男も一緒だよ。…いっぱい繋がろうね」
本当、恥ずかしい奴。
別に届かなくてもいい。
蓮を感じられたら、それだけで俺は満足だ。
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