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寒い 玖賀視点
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寒い…、寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い!
とにかく寒い!
今は真冬、俺はブレザーとコートに身を包まれ、マフラーをぐるぐる巻きにして学校に登校している途中だ。
「ねね、聞いてんの?おーい!だぁいじょぉぶでぇすかぁぁあ?」
「……」
隣で騒いでいるこいつは、俺の幼馴染の春夜美咲。
美咲とは幼稚園の頃から一緒にいる。
別にわざと一緒にいるわけじゃない。
本当に偶然!まじで。
親が特別仲良くて一緒にいるわけじゃない、でも何となく流れで、幼稚園も、小学校も、中学校も、高校もぜーんぶおんなじ。
そりゃあ仲良くもなるわな。
ちなみに偶然に偶然が重なって、クラスも今まで全部同じ。これはもぅ奇跡としか言いようがない。←奇跡と言うか悪運と言うか
現在も、2年1組で、同じクラスにいる。
登下校も一緒に…な。
まぁ、これはもぅ腐れ縁と言う奴だ。
別にこいつのことが嫌いなわけじゃない、でもこんだけ一緒にいると、ちょっとしたことでもイライラしたり、むしろ家族みたいだからなんでも言えたりする。
ほぼ毎週、美咲が俺ん家に来たり、俺が美咲ん家行ったりして遊んだりしている。
まぁやることは決まってゲームかな。
男2人でやることっつったらゲームだろ。
「まじ!!そろそろ人の話聞いてくんない!!!!!?」
「あ、あぁ、すまんすまん。で?なんの話だったの?」
「だぁぁかぁぁらぁぁ!このままじゃ遅刻しちゃうんですけどぉぉぉ?!ぼーっとすんなって言ってんの!!!!今何時かわかってんの!?もう8時だってば!!!!!」
「は、ぇ?8時?うえぇぇぇぇぇぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!なんでもっと早く言わねぇんだよ!!馬鹿か?!馬鹿なのかぁ!?!?」
「馬鹿はてめぇだろおお!?!なに人のせいにしてんの!!!!お前があほみたいにぼおおっとするのが悪いんだろぉが!!」
「どぉしよおおおお!!!!」
「ちょ!!お前だま!!!!!」
そぉいいながら美咲は俺の手を引きながら走った。
「手首いてぇよ!!!」
「そんなこと言ってる場合じゃねぇだろお!!!?」
「だけd…おぅふ!!」
ちょっと、、俺もサッカー部だけど、お前みたいに足速くないから、まじで走るのやめてくんないかな…。足が、足が((泣
つか、どこまで走るんだよ…。
まさか、学校まで…( ´・д・)
だとしたら…
「死ぬううううううう!!!!!」
「大丈夫だよ!!ちゃりそこに停めてあるからよ!!!」
ぁら、準備がよいことw
そんなことを思っていると、古いアパートの下に見慣れたチャリが見えた。
「おぃ!!!けつ乗れ!!!」
「おぅよ!!!w」
俺はそのちゃりの後ろにまたがった。
なんだか俺はこの会話が馬鹿馬鹿しすぎて、笑ってしまった。
「なに笑ってんだよ!」
「いやぁ、なんか面白くてww」
「チャリこいでしんどいの俺だからね!?」
「おぅ、乙ww」
「おいいいいい!w」
そんなことを言いながら俺たちを乗せたチャリは動きだした。
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