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昼休み 玖賀視点
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ぎりぎり学校には間に合った。
ぎりぎりすぎて、美咲と一緒に怒られたけどな…。
そしてめんどくせぇ授業を受けてだらだらしていると、もぅ昼になっていた。
あぁ、やっと昼休み。
疲れた〜。昼飯食お。
…て、あれ?美咲どこ行った?
美咲が居るはずの席を見ても、美咲の姿はなかった。
しょうがなく、目の前にいたクラスメイトの女子に聞いてみた。
「なぁ、美咲知らね?」
「あ〜、春夜ならさっき女子に呼ばれてどっか行ってたけど。」
「は?…女子?」
ぇ、美咲が?女子に?呼ばれた?
ちょ、これは世に言う、告白とやらですかな。
…ええぇぇぇぇぇええ、うそだろお!?
相手は美咲だそ!?!
その女の子大丈夫か?!
ぇ、てか、美咲、おっけーすんの?
ぇ、うそだろ!!
ぇ、え、え?!ちょ、突然のことすぎてやばいくらいやばい!!!←
てか!どこにいんだよ!
とりあえず手当たり次第探してみるか。
俺はひとけがなさそうな所に行ってみた。
「あ、」
みつけた。
そこは音楽室や美術室がある校舎だった。
昼頃はみんな教室にいるから人はいない。
美咲は壁に寄りかかって、女の子の話を聞いている様子だった。
てか、この子どっかで見たことあるような…
「あ、」
俺はその女の子を見て、またしても間抜けな声がでた。
その子は、2年の中で1番かわいいと有名な高橋夏奈ちゃんだった。
あー、確かにかわいいな…。
「~~~~…」
あー、なんか言ってんのは聞こえんだけど、内容がさっぱりわからん。
まぁ、どうせ、好きです!とか言ってんだろうけど。
え、つかよ、美咲のやつ、こんな可愛い子に告られたらすぐ付き合っちゃうんじゃないの?
だって、可愛い子だし、あいつの好きな人とか聞いたことなかったし。
あぁ、付き合ったらもぅ俺たち遊んだりできねーのかなぁ…。
て、なんか女々しいな俺。
すると一際大きい声で
「好きです!春夜君!こんな私ですけど
付き合ってくださぃ!」
と、聞こえた。
やっぱりな。
んで、美咲は…?
「------------------」
ぇ、なんて?
えええ、なんも聞こえねぇよ!!
あいつ声ちっせぇなぁ!!
…え、ありゃ?なんか夏奈ちゃん走り去ってんじゃん。
これ、振ったパタかな…。
なんで?完璧なコだったのに…。
まさかあいつ好きな子がいるのか!?
そんなこと聞いたことないぞ。
くそぅ、あのやろぅ…。
ただじゃおかなi…
「ねぇねぇ、なに考え込んでんの?」
「ひぎゃぁぁぁぁぁ!!!」
「え!なにさ!急にびっくりするなぁ」
「いやいや!こっちのセリフですけど!?」
「だって高橋の話終わったのにでてこないから…」
「え、気づいてた?」
「そりゃあんだけ見られたら誰だって気づくわ。」
「そっか。」
「おぅ。」
つか、こいついつから気づいていらっしゃったの…。ま、いっか。めんどくせ。
そぉそぉ、聞いておかねば…
「つかよ、お前振ったの?」
「ぇ、うん。そぉだけど?」
「なんで!!もったいない!」
「いゃ、もったいないとかじゃなくね?」
いや、確かにそうだけどよ。
可愛い子に告られたらラッキー!とか思うだろ。
「なに?俺が付き合うかと思った?」
「いゃ、思ったよ。」
「やっぱ?さみしかったのか?w」
「ん、まぁな。」
「ぇ、素直wwww」
「うっせぇな!!!」
そりゃあ誰だって幼馴染が付き合うとか思ったら正直寂しくなるだろ。
いゃ、そんなことなどぅでもいい。
それより本題は…
「ぇ、つか、なに?お前って好きな子いんの?」
「ぇ、いるけど。」
あ、あっさりですか(´ー∀ー`)
「そんなの聞いたことなかったけど!?」
「そりゃ言ってねぇもん!」
「言ってくれてもいいじゃねぇか!」
「だってら聞かなかったじゃん!!」
「ええぇぇえ!俺のせい!?」
こいつ、聞かなかったからって、そんな重要なことを…。
「いつから好きなんすか?」
「結構前だけど…なんで敬語?」
「そぉか…」
「あ、無視ね。」
そんな前から?ってことは俺も知ってんのかな。いや、案外しらねぇかも。
もし知ってたら態度とかに出てそうだし。
「なぁ、そいつって俺の知ってるこ?」
「なんでそんなことお前に教えなきゃいけねぇんだよ」
「いいじゃんよぉ!教えてくれれば!」
「やだね!」
なんだこいつ、けちくせぇ。
まぁ、なんかほっとした。
って、、え?ほっと?
なんで?なんでなんで?
は?どーゆー…。
俺、なにほっとしてんの???
え、馬鹿なの??もしかして。
「なに考えてんの。」
「あ、え!?いや別になんでもねぇけど?!」
「なに慌ててんの…」
いや、これはあれだ!
友達を1人失うかもとかのあれだ!
よし、そぉしよぉ。解決!
そぉ思いながらも俺の心のすみには、この感情に違和感を覚えていたのだ。
違和感を抱いたまま、俺たちは教室へ戻ることにした。
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