アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
買い物(デート) 玖賀視点
-
美咲の買い物はあっという間だった。
見たいお店に入って、良いと思う服を俺のとこまで持って来て、俺が良いんじゃないって言うと「じゃあ、これにする!」と、にこにこしながらレジまで持って行って、買う。
そんなことを何回か続けていると、美咲は両手いっぱいに袋を持っていた。
「もぅ、こんなもんでいいかなー。」
「うん、結構買ったしな。」
「そうだね。よし!お腹空いたし、昼ごはん食べるか?」
そう言われて俺は携帯に目を落とした。
1時46分…。
確かに言われてみればお腹も空いたな。
「おう。とりあえず、ファミレス行くか?」
「うん。あ、向こうにサイゼリ◯あるし、そこでいい?」
「いいよ。」
とゆーことで、昼ご飯を食べることになった。
カランカラン
サイゼリ◯に入ると女性の店員さんがすぐに来て、俺たちの方を向いた。
「いらっしゃいませ。何名様ですか?」
「2人です。」
「2名様ですね。こちらへどうぞ。」
店員さんと冷静に話す美咲は、いつもの馬鹿と違っているように見えた。
なんか…大人?みたいな感じかな。
……てか、この店員。美咲のこと見過ぎじゃないか?なんか近いし、喋り方かわい子ぶってるし、色目使ってるし…。
なんだか知らないけど、すごくイライラする。なんで…?
「ご注文をなさいます時は、こちらのベルでお呼び出しください。どうぞ、ごゆっくり。」
女性の店員さんは、手でベルの方を指して言った。
「ありがとうございます((ニコッ」
美咲も、ニコニコしてる。なんでこんなやつに媚び売るんだよ。
まじわけわかんねー。
あ”ー、腹立つ。
「よし、裕、なに食べる?」
さっきと同じ笑顔で俺に話しかけてくる。
なんで、あの店員と同じなんだよ。
「なんでもいい。」
「え、どしたの?裕、気分悪い?」
急に態度が冷たくなった俺に、美咲は心配した顔で聞いてきた。
「別に、なんでもない。」
美咲に当たっても意味ないのに…。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
15 / 23