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よろしくね 玖賀視点
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お互いの唇の当てるようなキスをして、見つめ合う。
そして同時にふっ、と微笑み、もう一度キスをする。
その後も何回も何回もキスをした。
キスだけで心も、身体も満たされる。
キスをしすぎて、火照ってきた頃。
「ここ…路地裏だよ?」
ほんのり赤い顔をした美咲が言った。
あ……路地裏…
ここは…そ、と
「うわぁぁぁぁぁ!!////」
俺はあほみたいにジタバタした。
信じられない。俺が、俺が公共の場で、こんな破廉恥なことを…////
あぁぁあぁぁあぁぁぁあぁああぁぁ!!///
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
心のなかでも慌てていると、美咲が俺の頬にキスをして、俺の手を引いた。
急なことに顔を赤くしながらも、美咲にされるがままになった。
そして路地裏を飛び出した。
「え、どこ行くの!?」
「んー?帰るんだよ、家に。」
あ、家、ね…。
てっきり美咲の家とか、どっか遊びに行くのかと…((しゅん
「あ、そうなの…」
あからさまに態度にでてるし…。俺ってガキ。
そんな俺に気づいたのか、美咲が俺の顔を覗いてきた。
「どうしたの、そんな顔して。どっか連れてってほしい?」
こ、こいつ///
ニヤニヤしながら俺に聞く美咲は本当に意地悪だ。
「んなわけないだろ!」
すると美咲はにやにやしながら
「ふーん。俺的には愛を確かめ合いに行ってもいいけど?」
…カアァァァァァァ/////////
このやろおおおお////
とんだ馬鹿野郎だ!!!//
「い、行かねぇよ!!!ばーか!!!何言ってんだ!!」
「あらあら、残念」
明らかに残念そうにしてない美咲。
絶対からかってるこいつ…///
ほんと、ばかだ…。///
先ほどまでの甘い雰囲気は何処へ行ったのか。
俺たちは騒ぎながら家へと帰る道を進んだ。
大騒ぎしながら歩いていると俺の家に着いた。
俺の家の方が、駅や学校からは近い。
だからいつも美咲が俺の家まで送ってくれる。嬉しいけど、たまには俺も送りたいな…。まあ、、今度、、。
するとふいに俺の手が強く握られた。
きゅ、と締まった手が温かい。
どうしたのかと思い、美咲の顔を見ると、しゅん…とした顔をしている。
もしかして…
「離れたく、ないのか?」
美咲は一拍置いて、
「…うん。」
……かわいい!?
なんだこいつ!?やべぇな!
どおしよ!←どおもしないけど!
俺も美咲の手を繋ぎ直した。
「明日からも、、会えるだろ?」
いつも優しいこと言ってくれるから、これはそのお返し。
それでもまだ寂しそうにする美咲。
「うん…」
「そ、それに…」
「…?」
「俺たち…付き合ってんだから…、学校じゃない日でも会えるし、、いつでも、き、キスと、かできる、、し、さ///」
自分でもとても恥ずかしいとわかってる。
でも、、安心してほしかった、、、から。
そんな俺を見た美咲は一瞬目を丸くしたが、すぐに微笑み、俺の頭を撫でた。
「そうだね…。」
美咲は顔を寄せ、口にキスをした。
軽く、触れるだけのキスを。
「んっ…」
そして俺を見つめて、
手を握り、
笑いながら言った。
「これからも、よろしくね。俺の彼氏さん」
「よ、よろしく///」
こんな幸せな日があるだろうか。
今日1日のことを思い出しながら、また涙が出そうになるのを必死に堪えながら、美咲と長い間キスをした。
大好きだよ、美咲。
これから色んなことがあると思う。
喧嘩だってするし、お互いのことがわからなくなることだってあると思う。
だけどその度話し合って、またお互いのことを知って、仲直りをして、もっともっと好きになって、そういう風になっていければいいと思う。
これからもずっと、ずっとよろしく。
俺の、彼氏さん。
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