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終わりのセラフ 深グレ~飛龍様リクエスト
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「あれ、グレンまた泣いてるの」
ノックもせず突然に深夜は言った。月明かりが照らす薄暗い部屋の中、グレンは一人泣いていたからだ。
ほかの奴等には馴染みないかもしれないが実はグレンはよく泣くのだ。
最も、見せることはあまりないが何故か深夜には見られてしまう。そのためグレンは泣き虫というのが定着してしまったようだ。
「…胸、貸そっか?柔らかくはないけど」
そう言えばグレンは静かに涙を流しながらとん、と深夜の胸に縋ってきた。
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