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日常
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「あかーしー!!」
大きい声でズドドドドという効果音が似合うような音で走ってきたのは
「…木兎さん。どうしたんですか。」
はぁ…とため息が自然に溢れてきた
木兎さんの元気の良さには呆れますね…
「お昼一緒に食べよー!」
「はいはい、いいですよ。」
ふふ…あ、つい心の中でガッツポーズしちゃいました。
でも、嬉しい…木兎さんが、わざわざ2年の教室に来てくれて、嬉しくない訳がありません。
ん?三年なのに暇人なのか?
それはそれでどうなんだ…
「あかーし?」
「っ…はい。」
びっくりした…すぐ近くに木兎さんの顔が…
「お昼行こーぜ!」
「あ、はい。ちょっと待ってくださいね」
―屋上―――
「おお、これうめぇ!ほら!赤葦!」
「え、あ、はい…」
「あーん」
「あー…」
って、何やってんだ俺!
はずっ……
木兎さんもナチュラルにあーんとか、天然たらしかよ!!
「うまいか?」
「はい。美味しいです。」
「だろー!俺の母ちゃんのご飯はうまいんだぜ!!」
「いいですね。俺は自分で作ってますから。」
「え!そうなの!?ちょっとちょうだい!」
え?俺が作ったやつ食べて何になるんだ?
「え?…どうぞ」
「えー!あーんしてよー!!」
あーんしてって…///
「えー…はいはい。あーん…」
「あー」
不味いかな…
「ん……」
「不味いですか?」
「んんめえええ!!!え、赤葦これ作ってんの!?やっべ!!!赤葦!!!俺の嫁に来い!!!!!!!!」
「…は?」
「だから!!!俺の嫁nぐはっ…」
「じょ、冗談言わないでください!!!」
木兎さんの嫁なんて…すっごくなりたい!!!!!!!!
でも、俺なんかじゃダメだ…
って思ってたら殴ってた…
「冗談じゃねえ!俺はいつでも本気だー!!!!!」
「本気って…てか、男同士で結婚出来ませんよ」
「え、そうなの!?んーと…形だけでも!!!あの、籍入れないでさ!!!」
…そんな簡単に…
「っ…よくそんな言葉知ってましたね…」
「こんくらい普通だ!」
「知らないかと思ってました。」
「バカにしてんのかー!?」
「ちょ、髪崩れます…」
キーンコーンカーンコーン
「あっ!予鈴!木兎さん!帰りますよ!!!」
「おっす!やべぇ!次数学だった!!!」
「早く帰りますよ」
「おう!じゃあな!赤葦!!」
「はい。また部活で」
「おう!」
はぁ…よかった…今回は昼休みが短いことに感謝だ…
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