アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
俺、コレからどうしよう....学費。
-
主人公 : 原璃桜(はらりおう)。16歳。メガネ。
身長は162㎝
髪は、ミルクティー色。瞳は紅色。
※ 誰もが振り返る程の美人。だが、本人に全くは自覚が無い。前髪が長くメガネをかけていることもあり、殆どの人はその美貌に気づいていない。
--------------------------------------
俺は今まで母親のいない家庭で父親に育てられてきた。
父の口から母親の話題が出てきた事は無いし、生きてるのか死んでるのかも分からない。
それを聞く手段も、つい先週無くなった。
父が、病で倒れたのだ。救急車で搬送されたのだけれど、病院に到着して早々に、そのまま亡くなってしまった。
貧乏だから、葬式をすることも出来なかった。
たとえ葬式を開いたとしても、父の交友関係など知らないから呼ぶ人も分からない。
普段からあまり話さなかったし、互いに干渉もしなかった。
そのせいか多少の悲しみや寂しさはあるものの、涙はこれっぽっちも出てこない。
そんな父親だったが、貧乏ながら高校の学費だけは払ってくれていたのだ。
が、しかし
まだ高2になったばっかりなのに、これからの学費どーすんだよ‼︎
今時、中卒じゃ仕事なんてねぇよ‼︎‼︎
そんな憤りを覚えつつ、父の部屋の遺品を整理する事にした。
家計へ極貧なのに、家は何故か庭付きの一戸建て。
整理、大変だなぁ。と思いつつ俺は父の部屋へ向かう。
父の部屋は一階の奥にある和室
「なんか、売れる物とか学費の足しになる物無いかなぁ…」
俺は掃除したり料理したりするのは得意で、毎日家事をしてた。
それでも父の部屋に入った記憶は殆ど無い。
実際に入ってみた父の部屋には物があまり無く、想像していたよりも綺麗だった。
「これなら片付けも早く終わりそうだ。」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1 / 164