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伝わらない(青赤) 塩さんリクエスト
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『なあ、お前ってさ、やっぱり俺の事嫌い?』
一一一一ただ単純に、あたまにきた
おれがアキラのことどう思ってるかなんて知らないで
また 勝手なことを言う
『なんでそう思う』
『いやだってさ、俺、すぐちょっかいだすし?うるさい、じゃん?なーーんか嫌われてんじゃないかなーって思ってさ』
そう言ってアキラはバツが悪そうに頭をかく
『別にアキラのこと嫌いにおもったことはありません』
おれはキッパリとそう答える
『そ、か……なら、いいんだよ』
アキラは驚いたように目を真ん丸にしてパチパチと瞬きを繰り返す
『あ、でもまあたまに消えてしまえばいいのにって思うときはありますよ』
そう言って少しアキラに近づく
『はあ?!ちょっと喜んだ俺の純情な心を返せ!!!お前やっぱり可愛くないやつ!!!』
そう言いながらアキラも俺にグイグイと寄ってくる
こうやってすぐつっかかってきて犬みたいにキャンキャン吠える
顔、近いな………………
なんだかアキラがいつもより可愛く思えて
きっと夏の暑さのせいだ
おれはそうやって言い聞かせながら
アキラの胸ぐらを掴むと
一一一一一一一強引に唇を奪った
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