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決意実行!!!!
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東が歌っている間に決意を1人決めた遥はやる気で燃えていた
(誰かと必ず喋るんだ!!)やる気100%
<2限目>
先生に授業中当てられない
<3限目>
体育…運動辛くてそれどころではない
<4限目>
眠たい…お腹すいたよー!
ーお昼休みー
はぁ…結局午前中は無理でした。
また午後頑張ろ…
1人もそもそとお弁当を出してると
「朝比奈。一緒食お♪」
東くんに誘われて思わず頷いた
これはチャンスと思い向かいに座る東くんに話しかけようと試みる。
深呼吸して、落ち着いて。
僕ならできる!!
「…っ「東〜。転校の歓迎ジュースやるよ。ほれ」
売店から帰ってきたクラスメイトと被って僕の言葉はかき消された。
できると思ったのにー(泣)
(今なんか朝比奈が喋ろうとしてた気が…)
どこか鋭い東。
「今なんか言おうとしてた?」
そんなことを言われて急いでスケッチブックに「そんなことない」と書く
冷や汗が少しでてきた。
「そうならいいけど」
この場はなんとか押し切った
現在のやる気30%
午後も午前の様に上手くいかず
空振りの連続だった
(やっぱり無理だった…)
そう思い始めていた放課後、
最後のチャンスが降りてきた。
それは東から学校案内を頼まれたから
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「助かったよ朝比奈。ありがとな!
休み時間中とかは休憩短いしご飯食べなきゃだから放課後になっちまってよ。
放課後にしたら部活の奴らばっかでさ、
でも朝比奈が帰宅部でよかった」
放課後は授業中ではないのでスマホで筆談する。タイミングを伺って言う。
今度こそ…
「…ぁ「ここが屋上にでるドア?」
またしてもやってしまった。
今度は静かで2人っきりなので多分バレただろう
内心アタフタしてると手を握られて屋上へと出た。
(どうしたんだろ…。もしかしてさっきの小さい声聞こえたの!?嫌われたのかな)
青ざめてグルグル考えてると名前をよばれて顔をあげてしまった
「朝比奈。どうしたの?昼休みといい今といいなんか落ち着きないっていうか、朝と全然違うけど」
そういってくる東くんの顔は眉が下がって心配してくれていた。
なんだかいたたまれなくなって決心した内容をスマホで教えた。
「そうだったのか。じゃあ俺も協力するよ♪朝比奈が変わろうと頑張ってるならできる限りのことをする。」
そう言った彼の目が真っ直ぐしていて断ることができなかった
「東くんに聞いてもらいたいことがある」
その目に吸い込まれるように自分のコンプレックスや過去にそのせいでイジメられていたことを話した
「そうだったんだな。話してくれてありがとう。じゃあ俺のコンプレックスも教える。」
そういって笑わないで聞いてくれた
自分自身どうして会って間もない東くんにこんな簡単にいえたのかはわからない。
でも東くんと一緒なら変われる気がする。
【余談】
「実は俺のコンプレックスは
そう!名前なんだよ!!」
よくわからなくて首をかしげる
(なんで名前なんだろ。格好いいのに)
「ずばり理由はな文字数なんだ!俺、名字と名前合わせても2文字しかないんだよ!」
良く考えたらその通りだ。
コンプレックスを熱弁する東くんが面白くてつい笑ってしまった。
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