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落ち着く
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「朝比奈。こわいの?」
怖いよ…怖すぎるよ!
「怖い…」
そっか…
と東くんは呟くと僕を持ち上げて抱っこする
「東くん?なにこれ」
「人肌って落ち着くだろ?怖いんだったら寝ててもいいよ。終わったら教えるから」
「ありがとう。でも寝ない。」
せっかく来た夏休み初めてのクラスメイトとの外泊。一時でも起きて一緒の時間を過ごしたい。
「じゃあ、音だけでもさえぎれるようにくっついとけ。な?」
「うん。ありがとう」
くっつくと体温が間近で感じられて落ち着く
安心して、なんか涙でてきた
ドキドキして
ほんとに音がさえぎられた感じがした…。
突然パッっと電気がつく
終わったみたい
「じゃあ15分トイレ休憩!
そのあとは録画のやつ見るぞ」
トイレ休憩か…
ここが気持ちよくて動きたくない
「朝比奈。大丈夫か?
一応映画終わったけど。気分悪いとかだったらもっちゃんに知らせるけど」
「大丈夫…」
抱きついてるから耳元で喋る
「俺トイレ行きたいんだけど
行ってもいいかな?」
あ、そうだよね
いまトイレ休憩だもん
「うん。ごめんね、いまどくよ」
東くんトイレ行っちゃった
なんか泣いたから喉乾いた
お茶貰おう
テレビの前から移動して
飲み物を取りに行く
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