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過去
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俺がチームを抜けた理由は2つある
1つめは親にバレたから
それまでは優等生顔して生きてきた
自分を押し込んでたから多分爆発して不良になったんだと思う
学校はサボりまくってチームに参加してた
それがバレて盛大に怒られて、その日は朝まで思いを親にぶつけた
もう親にも弟たちにも迷惑かけたくなくて
2つめは自分の弱さが悔しかったからだ
今まで優等生ぶってたやつがそんなすぐに不良になれる訳ではない
俺は運が良くてチームに入れた
でもいざとなったときは全然役に立たなくて絶望した
自分の力の無さを実感した
見栄だけ張っている自分がいやになった
翡翠たちに迷惑かけたくない
強くなってからまたチームに入りたい
しばしの別れとして俺はチームを抜けたんだ
まさか翡翠がこんなに心配してくれているとはな…
でも、今の俺は大切なものを見つけた
朝比奈遥という存在に。
こんな自分でも人の役に立つと決めて転入して、朝比奈に近づいた
けれど近づいたのは間違いで惹きつけられたと言った方が正解だ
朝比奈の目は光は小さかったが芯はまっすぐしているような目だった
それはいまでも覚えてる
だからこそ、今は朝比奈を守りたい
俺が今まで守れなかったものの代わりではない
本心からそう思える
昔だったらこんなことなんて思わなかっただろうがな
だから翡翠…
お前の気持ちは嬉しいが今は朝比奈遥を守らせてくれ、、、。
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