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君だけ2
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結局君に貰ったものを全て棄てるのに1ヶ月もかかってしまった。
.......いや全てではない。1つだけ、あれだけは棄てることが出来なかった。
君が初めてくれた僕の大切な宝物。
二人でお揃いのネックレス。
「今から死ぬのだから持っていたって意味がないのに.....」
今僕がいるのは一番最初に君とあった場所でビルの屋上。
もしかしたら君が来てくれるかもしれないと思って.....
「.....とても未練がましいけど......僕にとっては本当に君だけが手をさしのべ、助けてくれて.......好きだといってくれたんだよ.......」
だから仕方がないでしょう.......?
そんな君ももう僕のそばにはいないけれど。
苦しい、寂しい、辛い、死にたい。
「ははっ......やっと死ねる.......」
そういえば君と初めて会った日もこんなだったななんて今更思い出す。
いやあの日よりもずっと辛い。死にたい気持ちがあふれている。
「僕があんなに君に頼ったり、甘えなければ..........君は僕と一緒にいてくれた?」
いや僕自体が嫌になったのだ。こんな人間と一緒にいてくれるはずがなかったのだ。
「..........」
あと一歩踏み出せばおちてしまう距離。
「........好きで大好きで愛していました。.......いや今も僕はそうです。....っ...はぁっ.....でもっ君はもう僕をっ愛してはくれないんでしょうっ...??......はぁっ.....っ君が愛してくれないのなら.....っ.....僕がっ僕がっ!生きている意味はないから....っだから..........だから.......っさような「まて!!」」
「!.....っ.......紅っ.....?」
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