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先程とは打って変わってにこやかに話しかける。
「やっぱりそう思うかな、僕も少し恥ずかしいんだけど親がつけてくれたものだから、大切なんだ」
そういってにっこりと笑って見せる。
僕はとびきり嫌味な笑顔で言ったつもりだったが、
「…お前顔も女みてーだな、案外男装してここに入学してきたんじゃねえの?」
…こいつは僕の地雷しか踏まない。
「……そんな、何言ってるの。ここは男子校だよ」
「そうか?っていうかなんでここは男子校なんだよ、馬鹿で新しい学校なのはいいけど女の子がいねーとむさ苦しいっつうの」
お前の事情はもうどうでもいい。
僕は自分のやり方でこいつを、更生させてやる。
「じゃあうちに寄って行ってよ。家になら沢山お金があるよ」
馬鹿らしい言葉で釣り上げる。こんなの信じる人間いるのだろうか。
「ほんとか?時間がねえんだからさっさと済ませろよな」
こいつは顔だけの馬鹿だと思う。
学校を出て自宅へ歩いていると
「これから世話になるかもしれないけど、
とりあえずよろしくー」
どういう意味の世話か気になるがあえて聞きはしない。
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