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秋月空太。
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「なんだ、外さない方が良いのか?」
意地悪く笑うと、
秋月はすぐに否定して
「ううん…外して…下さい」
そう言った。
「ああ、外してやるさ」
もとからその気でいた僕は専用の鍵を差し込み手錠を外す。
「った……」
秋月の手首には青紫の鬱血痕がくっきりと残っていた。
普段の僕なら無視をする。
が秋月は何故かその怪我を僕から隠そうとした、それが気になり声を掛ける。
「おい、なんで隠す?」
そう問いかけると
「……だって、痛がっていたら美琴は…面倒臭い俺を、捨てると…思って」
涙目で呟く秋月。
どうやら余程秋月は気持ちよかったらしいな。
僕以外なんていくらでもいるのに…理解できない…
「別に捨てたりなんかしない…お前が俺の犬になりたいと思う限り、俺のそばにいればいい」
そうだ、いなくなりたければ勝手にすればいい。
「…本当っ…?…うん、そばにい、る……」
言いかけたところで秋月は目を擦りはじめた。
眠たいようだ。
「少し休むか、僕のベッドを使え、僕は下で寝る」
そう言うと秋月は
「待ってっ…」
出て行こうとする僕のズボンの裾を引っ張り、顔を赤らめながら
「俺…美琴と一緒に寝たい…」
はっきりとそう口にした。
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