アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
平凡は訪れない。
-
「おい、とっとと起きろ」
朝食を作り終えた僕は、空太を起こそうと声を掛ける。
そろそろ起きないと遅刻をしてしまう。
入学早々それは避けたい。
「……うー…あとちょっとぉ…」
しかしこちらの様子を知ってか知らずか空太はゴロンと寝返りをうってこちらを向いただけだった。
…まあ、昨日僕がしたことを思えば、当然なのだが…
「…犬の分際で主人より惰眠を貪るとはいい度胸だな」
…少し虐めたくなった。
ベッドに片腕をつく、ギシリとベッドのスプリングが軋む。
その音に少し眉をひそめる空太。
僕は気にせずにもう片方の手で空太の顎に手をかけこちらを向かせる。
そして眠ったままの空太に口付ける。
「馬鹿犬が…起きろ……ん」
空太の唇は柔らかく、もっと欲しいと思った。
「…………ふ」
意識はない空太が自然に空気を吸おうと口を開く。
その瞬間空太の口内に舌を差し入れ強引に中を掻き回す。
舌を思いきり吸ったり歯列をなぞるようにしていると…
「ふぁ…んんっ……んあ…っ!…み、こと…」
意識が戻ったらしい空太が最初は戸惑っていたが状況を理解できると自らも舌を絡ませてきた。
顔を溶けさせながら言う空太は言った。
「んんっ…ふぁ…みことぉ…気持ちい…」
暫くお互いに貪るようにしていたがそろそろいいだろうと口を離す。
「はっ……」
二人の間には名残惜しさそうに銀色の糸がのびプツリと切れた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
23 / 62