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春谷凛。
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「ねえ、待ってよ」
こんな状態でどこにも行けないだろう春谷の肩に手を置く。すると
「んっ…」
突然春谷は甘い声をあげた。
……媚薬か。
成る程、全て合点がいく。
男が春谷に男女と言ったこと、大方春谷を使って如何わしいことを企んでいたんだろう。
あれほどの力を持っていた春谷が男の蹴りを避けなかったのは媚薬で足元が鈍っていたからだろうか。
そして媚薬の効果は徐々に強まってきている、と…
「なあ…苦しくないか?」
肩に置いた手を首筋に移動させる。
「!…苦しくっ…なんか…」
必死に冷静を取り繕おうとする春谷。
僕は首筋を触れるか触れないかのところを指でなぞった。
「あぅっ、ふあっ…や、やめっ…」
涙目でこちらを見つめる春谷。
「素直になれ、お前のここはもう欲しくて疼いているんじゃないのか?」
そう言って春谷の尻を優しく撫で上げる。
「ふっ…んああっ…あ、…」
「言えよ、気持ち良くなりたいだろ?…楽になりたいだろ?」
甘美な言葉で春谷を誘う。
僕が勝手にするんじゃない、相手が自分を欲しいと、思わせることに意味がある。
「………ほ、欲しぃ…」
ついに耐えられなくなった春谷が言葉をもらす。
「…はっ…誰のだ?、僕は…美琴だ」
少し迷ったが名前を告げた。
今の春谷には馬鹿にする落ち着きもないだろう。
「美琴っ…美琴が…欲しい」
一度言ってしまうと抵抗は少ないのか春谷はあまり躊躇わずに言った。
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